理系院生徒然草

理系院生の試合備忘録

サッカーのマッチレポ

マンチェスターシティVSチェルシー サッリの対策

無敗で突き進むペップ率いるマンチェスターシティとナポリを躍進させさせたサッリが率いるチェルシーの戦い。

シティは今シーズンよく見るチームでチームの完成度が伺える。

一方のチェルシーはあまり見ておらず、なんでもボールを保持するサッカーに移行したとか。ジョルジーニョを封じられると厳しいようであるがどうなるか。

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両者ともに基準点型のトップではなく本職はWGの選手が起用されている。

前半 俺たちはボールが持ちたい。

今シーズンのスタッツや試合からわかるようにお互いにボールを保持したい両チーム。

この試合ではシティが持つことが基本となるゲームとなった。

GKのエデルソンも参加しながらビルドアップするシティに対して、チェルシーはエリアにと試合の時間帯によって守備の仕方を変えることで対応していた。

チェルシーの守備

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2のときの守備
  1. シティがボールを前進しCBがハーフラインでボールを持つときはアザールをワントップにした433でのブロック守備
  2. PAほどまで下げたときにはIH(基本はコバチッチ)が1列前にでてCBにまでかけハイプレスを敢行していった。フェルナンジーニョにはジョルジーニョが高い位置までプレスをかける。

2については試合序盤に多く見られ試合が進むににつれていかなくなった。

シティのIHが降りずにCBとアンカーの3枚でシティがボールを前進させているときはアンカーのジョルジーニョフェルナンジーニョまで当たりに行く。

この形はマンUも行っており、Dシルバに空いたスペースを使われまくって崩壊したが

 

rikei00fash-book.hatenablog.com

 

この試合ではカンテがマンツーマン気味につく対策を行い、簡単に崩されるシーンは少なかった。チェルシーの右サイドの三人(ペドロ、カンテ、アスピリクエタ)は個々での守備力が高く、シティの左で手数をかけて崩すという手を封じ込めていた。

特にペドロは運動量豊富でプレスだけでなくプレスバックもさぼらず行い素晴らしい貢献を見せていた。

試合が進むにつれて守備のやり方を変化させていくチェルシー

試合序盤からのチェルシーのプレスの変化は

  1. 高い位置でもアザールフェルナンジーニョへのパスコースをふさぐ
  2. シティCBがボールを運んでくると、チェルシーのIHが当たりに行く。

 プレスをかけ続けるよりは試合を落ち着かせるチェルシー

CBがアザールの脇のラインまでボールを運ぶとIHが寄せにいく。

IHがでるタイミングはチームで何か約束事がありそうであり、時間帯やIHのマークの動き、CBの位置などによって判断していたのだろう。

ここからはシティを見ていく

シティの仕組み

基本姿勢はボールを保持しながら殴り、失っても素早くプレスをかけて奪い返しまた殴るというもの。

試合序盤のチェルシーのハイプレスにはキーパーのエデルソンを使って交わしていくシーンが多い。

相手GKがプレスに参加しないので、フィールドは実質11対10でしょ?という考え。

低い位置でのビルドアップではシティのIHの非対称的な動きで対応していた。

  • シルバはカンテがマンツー気味なことを察知しあまりおりない
  • シウバはフェルナンジーニョの脇へおりてビルドアップの出口になる

シウバを経由しながら前線にボール運ぶシティであるが中々崩すことは出来ていなかった。理由は前述したようにシティの左サイドが崩せなかったことだあろう。

シティのストロングサイドである左が崩せないことによって、左サイドに人を集めてから右サイドに大きく展開し簡単に崩すという手が打てなくなっていた。

またチェルシーがシティの対角線へのロングボールを強く警戒していたこともあり、トラップ際を狙われて攻撃を上手く進めることが出来なかった。

スターリングがサイドに流れながら起点を作ろうとするも、ゴール方向に向いていないので激しく当たれるチェルシー

マフレズは中に入っても仕事ができそうな雰囲気はなく手詰まりとなっていた。

またデルフもそこまで攻撃力があるわけではなく、サネがアスピリクエタに勝てないので起点ができないシティであった。

そしてカウンターからカンテに決められるシティであった。

後半は割愛なのです。ダ・ゾーンの視聴期間。。。

雑感

無敗が途絶えたシティがここからレスター、パレスに敗れるとは思わななかった。。。

その辺をレポしていこうかなと。

今年も需要があるかはわかりませんがマッチレポを細々と書いていきたいと思います。

よろしくお願いします。